手抜き工事のこと
ニュースで手抜きや欠陥工事のことを聞くとゾッとする。
実際、どんなトラブルが多いの?
どうしたら防げるんだろう。

 

これが、欠陥現象ワースト5だ
主に地盤や構造部分に原因が


 現在、どれくらいの数の欠陥住宅が発生しているのか、統計的に把握するのは不可能である。だが、相談・検査機関に寄せられる相談件数から、その多さをうかがい知ることができる。平成11年に日本弁護士連合会が行った相談会だけでも、902件の相談があった。その内容を現象面から見たのが下のグラフ。雨漏り、壁の亀裂、傾き、床鳴り、建て具の不具合がワースト5となっている。これらのトラブルは、地盤や基礎、骨組みの不良によるところが多い。いずれも完成した家を外から眺めただけではわからない。したがって、手抜き・欠陥工事を防止するためには、工事前の地盤調査と工事中のチェックが最も大切である。


各段階で事前に入念なチェックをしていくことが大切だ

 注文住宅は書類での取り決めがすべてである。だから見積書はすべての材料の種類と単価を明記した明細をもらう。そして、契約時には平面図、立面図をはじめ、断面図、基礎伏図、展開図など設計の詳細がわかる設計図書一式を揃えてもらおう。その上で、工事のチェックを行なう。でないと、仮に欠陥があってもそれを欠陥とみなす根拠が曖昧になってしまうからだ。
 各行程でチェックすべき項目は、細かくいえばかなり多い。そこで、特に施主自身が注意したい項目を右の表にまとめてみた。長く安心して暮らすためにもぜひ、自らチェックしておきたい。本来、建築請負会社の現場監督が、完璧な仕事をしていれば手抜き・欠陥工事は起こらないはずなのである。少しでも疑問がある場合は、現場で監督に質問をして確認しよう。

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