性能のこと
どのメーカーも「高性能や快適さ」を謳っている。
でも、本当のところどこがいいの?
客観的な第三者の評価があればうれしい。

この秋から法律に基づく住宅性能表示制度がスタート

 平成12年4月から「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が施行された。この法律は、欠陥住宅の防止や住宅性能の明確化、住宅に関わる紛争処理体制の整備などをねらいとしたものである。ここでは、その「住宅性能表示制度」について触れたい。
 これまで住宅の性能は、各住宅メーカーが独自の基準で発表してきた。これだと比較検討がむずかしい。だが「住宅性能表示制度」では共通の基準を設け、建設大臣指定の第三者機関が検査して評価する。内容は、耐震・耐火性や省エネルギー性能など9項目(表参照)。万一、性能を評価した住宅で紛争が起こった場合は、紛争処理機関が指定される。消費者にとっては、わかりやすいモノサシと安心材料ができたことになる。ただし「住宅性能表示制度」は任意であり有料となる。利用する、しないはメーカーや建てる人の選択による。


   
快適なだけでなく
環境保全にも重要なのが、
断熱・気密性だ


 住宅の性能をはかる性能項目は上の図のように多岐にわたる。各項目には詳細な細目が定められており、客観的に比較検討をすることができる。中でも、特に毎日の快適さを左右し、これからの環境保全にも関係してくる性能が、「温熱環境に関すること」(断熱・気密性)である。この性能が高いほど、エネルギーを節約でき、夏涼しく冬暖かく暮らすことができる。真夏の熱帯夜や、真冬のヒートショックもやわらげてくれる。電気や石油の消費を減らすことはCO2の削減にもつながる。家計にも、身体にも、環境にもやさしいすまいということだ。
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